活力ある21世紀の担い手はエクセレントカンパニー 意欲ある戦略的な経営者に登場して頂いた
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山口県岩国市を本拠に、広く国内外で活動する私たち柏原塗研工業株式会社は、街を彩り、建造物・建築物を保護する施工活動と、快適で便利な暮らしを創造していくための提案を通じて、社会のニーズに応えていこうとしています。新世紀を迎え、私たちは失敗を恐れない勇気あるチャレンジ精神で技術を磨き、新工法を採用し、新市場の発見に尽力すると共に、新しい専門工事業のスタイルの確立に取り組みます。その礎になる理念は、安全、品質、コストのトータルなかんりはもちろんのこと、環境の保全に配慮した優しい企業活動。私たちは課題を克服し、より柔軟で力強い体質を構築し、社会のスピードに敏感に応答できるエクセレントカンパニーをめざします。不可能を可能にして行く挑戦意識と、あるべき企業理念の実現に向けて、一歩一歩、確かな努力を続けています。
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元々ここ瀬戸内には大型の鉄鋼構造物の一番の集積地だったんです。石油備蓄基地のハシリのようなものが点在していました。そのため鉄鋼構造物の高所作業に慣れた職人がこの地域には多くいたんです。後に其れが幸いし、日本初となる三井石油化学さんのエチレンプラントや出光さんの大型コンビナートなどができ当社がその塗装をお手伝いしました。それが徳山や堺のコンビナート、千葉などへと展開していったんです。当時は引っ張りだこでした。ただ、仕事は数多くあっても職人が足りなければこなすことができない。当社は熟練の職人を数多く供給することができたので、時流に乗り事業を大きくしていきました。当時の話ですが、大型の鉄鋼構造物の塗装に大きな刷毛を使っているのですが、千葉や東京に行った当社の職人は「田舎の職人が、大きな刷毛を使ってる」と馬鹿にされたそうです。しかしその刷毛で、現地の職人の数倍の早さで仕事をこなしてしまうんです。決定的な差が付いたんですね。
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建設業の中でも塗装業のように特化した下請的な会社というのは、低く見られがちです。料金も低廉なので軽く見られがちですよね。しかし、船舶に塗装を施さないで進水させたとしたら、1年ほどで腐食によって沈んでしまいます。たった2ミリほどの厚さの塗料が鉄の腐食を留め浮かせているんですよ。こんな価値の高い仕事をしているのですが、社会ではやはりソフトが優先され、給料もホワイトカラーの方が高い。士農工商という歴史が我々の業界にもまだあるんですよ。業界の悪しき慣習を無くし、企業価値を高めお客様の評価をあげるのが天職と思っています。
これから元請けになれる大チャンスがやってくると思います。その為には、しっかりした人材を育てて対応していかなければと考えています。ゼネコンのダムを造ったり巨大なビルを造るという技術は必要ですが、家の修理・補修や壁の塗り替えなどは我々のような特化した技術を持っている業者に任せて頂きたい。
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中近東やインドネシアの石油基地に行きます。海外には日本人のように綺麗に塗れる職人が少ないんですね、感性が違うんでしょうか。我々が完了検査に行くと塗料の「たれ」などが一番目に付きます。日本では一滴でもたれていればだめなのですが、海外では平気なんですよ。
ただ、日本人にも弱い点があります。「色」なんです。緑、ブルー、これらの色を出させたらイタリアの方にはかないません。彼らの目はエメラルド色に輝くあの地中海を見て育っていますので、その「色」を見抜く眼力があるんです。
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国内では現在47都道府県中35カ所に営業所を開設しておりますが、残りの12カ所についても営業所を開設したいと考えております。また海外に目を向けますと、ヨーロッパに展開していきたいと思っております。ヨーロッパには熟成した文化というものがあり、きれいで丁寧なものには価値を持って頂けるのではないかと思いますので。
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老朽化した建築物に新しい息吹を。住まいの空間によみがえる彩りと、利便な機能。ハイクオリティ、責任施工でご満足をお約束します。
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新築ビル・各種公共施設・大型建造物の外観・内装。より美しく快適に、高耐久性を考えた、都市のフォルムを提案しています。
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外壁、屋根など住まいの塗装からリフォームまで、私たちの技術がますます身近になりました。美しく、快適に、より便利な暮らしを提案します。
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橋梁塗装にのぞまれるもの。それは景観との調和、高耐久性と環境への配慮。私たちが先端のペイント技術でお応えします。
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機能を維持する強さ。そして経済効率と美観を高度なテクノロジーで約束。世界のプラントニーズにお答えしています。
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趣味といいますか、道楽といいますか、甲冑、刀剣などの古美術品の収集です。父の影響を受け継ぐ形で始めた趣味でしたが、5年前に財団法人の岩国美術館を新たに設立いたしました。芸術や文化は全ての人間に与えられた財産だと考えています。多くの方に見て頂きたいと公開しております。
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自分がオーナーですので、会社に自分の好きな言葉を掲げると、組織が硬直化するのではと危険を感じております。朝は従業員が「よし、今日もやるぞ」と出社してきます。そんな折りに、もし私が「時間厳守」などと玄関に掲げていたとしたら、威圧感を感じると思うのです。人の往来があるところにそのような「額」を掲げると敷居が高くなり、だんだん人がきづらくなるんですよね。私たちも老いていくし、日々言葉も変わる、感動することも、時には味覚すら変わってきますね。大企業のように4〜5年で社長が替わっていく場合は、その方の個性を強調する必要もあるかと思うので すが、我が社のような場合、逆に部下を拘束して迷惑をかけるのではないかと。まあ後年社長を退くときにでも考えようかと思っています。
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当社では10年に一度全従業員及びその奥様も含め総勢約680名ほどでハワイへ慰安旅行をしております。喜んでくれるのでこれからは5年おきにしようかと考えています。
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■環境方針
<基本理念>
柏原は、地球環境の保全が人として、また企業として最も重要な課題の一つであることを認識し、良き人間、良き企業として、社会のに対し、企業活動のあらゆる面で環境保全に配慮して行動する。
■環境マネージメントシステム
地球規模で考え、足下から行動する。私たちは、企業活動のあらゆる局面で環境負荷の軽減と汚染の予防を図るため、全体に環境マネジメントシステムを構築しました。その活動レベルの認証として、 環境に関する国際規格「ISO4001」を取得しています。
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柏原塗研工業株式会社本社にて 代表取締役社長 柏原 伸二 氏 聞き手 財団法人経済産業調査会特別顧問 岡村 信克 ■この記事は当会の 会員資料 および 経済産業公報(2006年 3月10日号)に掲載されます。
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