UHA味覚糖の社名の由来をお話させていただきたいと思います。
「食べる」とは、生きる為の行為であり、今もその事実は不変です。現代は、「食べること」に楽しみ、喜びが加わったと感じています。「食べる」行為そのものが人にとって大きな娯楽となり、遊びと言える時代がきています。
ある時、「味覚糖」という社名にご注意をいただきました。
「健康の敵かのように思われている『砂糖』が社名の1/3を占めるのは如何なものか?会社のコンセプトに相違を起こしているのではないか?」
「味覚糖」には、美味しく、そして、憧れの一つであった砂糖を通して、世の中に憧れのものを提供していこうという思い入れの社名でした。
だが、今、このコンセプトはあっているのか?世の中が求めていないコンセプトの企業は存在価値すらないのは明白です。
砂糖の効果・効能には、充分な自信がありました。
「砂糖=太る・糖尿。」「健康の敵」とは間違った認識であると思いながらも、飽食の時代となった現代にとって、ノンシュガーやシュガーレスがもてはやされ、時代がそのような趨勢に流されていることは事実でした。
そこで、“UHA”の文字を「味覚糖」に加え、“UHA味覚糖”とすることで砂糖のイメージを1/3から1/6に減らす
と同時に、新しい理念を、より明確に発信することとなりました。本当に素晴らしい転機となりました。
“UHA”(ユーハ)=“遊波”
人間はパンのみで生きているわけではありません。「生きる」を遊びを以て、提供する企業となり、この理念を波のように大きなうねりを作りながら広げていきたいという願いが込められています。
同時に、新しくコーポレート・アイデンティティとした「おいしさはやさしさ」により、身体に良いものを追求することが本当の意味で美味しいものを作り、世の中に提供していきたいという信念が込められています。
私共のお菓子がどのような「遊び」を提供させていただこうと考えているか少しお話します。
大阪のおばちゃんは、常に“あめちゃん”を携帯し、コミュニケーションツールとし、コミュニケーションのアイスブレークとして利用しています。
現代は情報化社会、しかもSNSを中心としたメディアの時代になっています。人に、いろんなものに、非常に親和性が高い「お菓子」というのはメディアになり得ると考えています。
どの世代にも積極的に楽しんでいただけるお菓子を提供することで、最新の情報発信のツールとして、お菓子がメディアになり得ると考えています。
私は、お菓子こそが次世代を築き上げるコミュニケーションの中心であり、人類の健康を担っていくと信じて疑いません。